「先輩たちのためにも……」
 自分のタイムの伸びに悩む瀬奈。
「やあ、瀬奈選手。調子がでないようだね」
 瀬奈に話しかける銀色のバケツ。
「え……ええ。ってバケツ!?」
 明らかに普通の人ではない格好に瀬奈は驚き、眉をひそめる。
「君のタイムを縮める素敵なやり方がありますよ」
 そう、瀬奈を淫靡な淫猥に貶める誘惑。