「……」
充瑠が良い考えがあると、人形みたいなものを持ってきた。
瀬奈は半分まだ怒りながらもそれに触れる。
触れた瞬間。なんと、その人形は自分ソックリに変身したではないか。
「敵が出たら……こいつを代役にして駆けつけろっていうの!?」
走るのは自分の役目。もし本当にそうだとしたら、絶対にリーダーとして認めない……瀬奈はそう決意しながら充瑠に問いかける。
しかし、充瑠の返答は瀬奈を輝かせる提案だった。