「すべての選手は、スポンサーの持ち物でなければいけなくなったのだ」
 それでスクラッチの……
「それで、こんな物を付けさせたわけ?」
「ああ、その企業は我らの傘下だからな、状況は今までとそれほど変わるものではないが、嬉しかろう?」
 嬉しいわけがない、誰かの持ち物だなんて……
「それよりも……」
「ああ、もちろんお前がゆう事をきいている間は小夜には手を出さないよ」
 それだけが、この入れ墨を入れる条件だったから……
「ホッとしたわ」
 もう、それだけでいい、瀬奈がキラキラ出来なくなっても、小夜さんがキラキラしていてくれたらキラメイジャーは大丈夫だから……