「せっかくデートに行くんだから、このくらいのサービスはしてやってもいいだろう?」
 小夜の趣味には無い超の付くミニスカートは、もちろん最近の小夜の衣装を管理している警備員が調達しておいたものだった。
「これって」
「裸で行きたいのか?」
「そんなわけが」
 マンションからこの公園まで、小夜は全裸で歩かされて来たのだから、この男はもちろんそうしようとするのは骨身に染みている。
「これで行くわ、ありがとう」
 何故かお礼を言ってしまう小夜だった。