「じゃあ、乗って下さいまで」
 ピアスの振動が小夜の全身を快感で覆いつくして、少しでも動くと絶頂で意識まで持って行かれそうになる。
「あぐ❤ ああ、やぁ❤」
 動けないでいる小夜の頭をグイとドアの中へ押し込んで、座らせてシートベルトの世話まで手慣れた手つきでタクシー運転手が終わらせていく。
「では、ご自宅までお送りしますね」
 そう言ってドアが閉じられた。