「付いて来て」
と言われて付いて行った先は、当然見覚えのある施設だった。
「ほら、前よりも設備も少し拡張したんだ」
ヨドンナに捕まり、ハイパーベチャットを数代にわたり産み落とした研究所、敵の作戦に日下くんが利用されていた遺伝子研究所へと再び足を踏み入れる事になった。
「確かに、凄いわね」
中の機器は既に修理拡張されて、あの時でも最先端と思ったそれらは日下くんの言う通りさらなる進化を見せていた。