「ん❤」
 ズズ……ずずず……
「気持ちよさそうですね」
 小夜のアナルに挿入された浣腸器から延びる挿管が、浣腸液を流し込んでいる。
 ドクッドクッとテンポ良くグリセリン浣腸液が流入する度に、アナルが気持ち良さげに震えるのを麻酔科医師は楽しそうに見詰めている、もう彼にとって今日のオペは終わっていて、もう小夜のアナルしか見えていない。
「くっ❤……」
「先生?」
「大丈夫よ、続けるわ」
 助手も含めて、すべて分かっていて小夜を眺めているのだ、彼女が凌辱されながら、いや名目上は治療を受けながらもオペは失敗しない小夜を楽しんでいるのだ、何時の間にかオペ室の空気がそうなってしまっていたのだ。