ドサっと床に投げ出された小夜は覚醒して、周りを見渡すと前日の晩の事を思い出して更なる絶望に身を焼くことになる。
「ああ……お腹……」
 ズズッ……ズズッ……
 サーバーに繋がったホースは今も小夜にビールを浣腸し続けている。
「こんな……ああ❤」
 床に溢れたビールは、直に排水されては小夜から零れるの繰り返しで、ビールの泡があちこちで乾いて固まっている事を除けばあっという間に綺麗な床面を取り戻している。
「無駄な機能よね……」
 リビングでの大量浣腸からの大量排泄用に部屋が作られているなんて……
「時間が来ると、フックを下ろしてくれるなんて至れり尽くせりよねぇ……エモいかも……」
 もう何を言ってるのか分からなかった。