「ほら、これ」
小夜のアナルに入っていたカプセルをカバンから取り出して。
「なんか、小夜先生の方に行きたがってる気がしてな」
ふわふわとした、光が優しく小夜を照らしていた。
「これって……何なの」
「俺が知るわけないだろう?」
「今日の目的地は、遺伝子研究所だと思ってたわ」