「これって」
 酸の香りが鼻の奥を突く。
「浣腸にはグリセリンと酢が牝は最高に感じるって、師匠に教えて貰ったからね」
 湯船いっぱいに溜められたグリセリンと酢の混合液は丁度良い温度に沸いていた。
「その尻尾の性能は確認したし、これからはガラスの浣腸器なんて使わなくて良いんだよ、小夜さん!」
 何か良い事したかのような八太に、絶望しか感じなかった。
「嘘でしょ……」
 ドキン❤……
 恐怖の感情が、興奮へと切り替わって行く……