ズズ……
「スゲエな、二本丸々飲んだぞ」
今日も素直に玄関ホールを通してはもらえなかった、警備員が持って来た瓶ビール二本はあっという間に尻尾に吸われて小夜の腸奥へと消えて行った。
「こんなに……重たいわ」
「まあ、行ってこい何時に着くかは今日も判らないだろうがな」
全ての行いが、何時の間にか日常化して行く。