「とめ……てぇ❤……」
 ピアスを揺らしたまま、その男は小夜の手を引いてどこかへ連れてう行こうとする。
「早く来いよ、もう始まってるかもしれないからな!」
「いや、どこへ❤……ああ❤!」
 どうしても、ピアスの快感の前に自由は奪われ、そして奪われた自由に心は締め付けられて興奮して行くのだから手に負えない。