「こんなこと!」
「無理だわ」
「ブクブク……」
 先輩ヒロイン達が、後ろ手で拘束されたままピアスを振動させられた状況でプールに落とされていた。
「遅かったじゃねえか」
「この女が出て来るのが遅かったんだよ」
 男たちは気楽に言葉を交わしていた。

「ほほう、これで集まったな」
「みんないい女だな」
「さて一人来てないなぁ」
 彼らはプールサイドまでピアスを振動させたまま牝奴隷を連行していた。
「こんな」
「レイ大丈夫?」
「ああ……」
「始めちゃおうぜ!」
 そうして、三人はプールに落とされた。
「誰が一番長く持ちこたえるかな?」
 勝手に自由に使える慰安婦が財産だと考えられない若い名誉市民も徐々に増えつつあったのだ……

「危ないわ、溺れていまう早く助けないと」
 そんな場面に出くわしたら、医師として小夜は真っ先に助けようと思ってしまうのだ。
「助けたいって思ってる?」
「当たり前でしょ!」
 何にもまして、人を殺させないというのは医師としての矜持だから