「こういう手段に出ても良いんだよ、小夜先生」
「いやよ」
 彼の手の中には、ザンギャックによって小夜の恥ずかしい三点に装着されたピアスを自由に操ることが出来るコントローラーが握られている。
 しかもそれは、最近世に出回り始めた簡易版ではない代物だ。