ビュルビュル!
「腕がぁ 腕がぁああ!」
「え、そんなわけ……」
小夜の中で欲望の液体を放出した途端に、彼は腕を押えて叫び痛みを訴えた。
「えっと……」
どう考えても退院したいという態度ではない、当初からもう少しと小夜は提案していたのに。