「ほら来い」
 グイッと小夜の手を引くと部屋の奥へと小夜を引き入れて行く、元々小夜の部屋の筈なのにリフォームまでされ、鍵すらも他人が持ち、何処にいるかさえも小夜には決定権がない。
「しっかりとお仕置きしてやる、わかってるよな」
「え❤? ちょっとぉ❤!」
 分っているかと言われたら、わかっていない、いつも新しい事をしようとする八太とビールの味比べがメインの警備員と二人になってからは毎日ランダムに嬲られている。
「おう、今日は早いじゃないか?」
 居間に入ると、そこには半ベチャット化した警備員が当たり前の様に待っている、もちろんその手にはビールサーバーのホースが握られている。
「あぁ❤」