「やっぱり、マゾだな小夜先生よぉ そんなにこいつが良かったか?」
 無理矢理に握らされた警備員のそれは、まだまだいきり立ちカチカチに固く、まさしく肉の凶器だった。
「もう一戦と行きたいと所だが、ここから先はキラメイジャーとしての仕事なんだろ? もしかしたらここ迄も」
「えっ」
 何かに気が付いているのかわからない、でも察してくれている事はわかる。
「下に下りて行ってみな、すぐにわかるぜ」
「まぁ僕たちは後でまたいくらでも出来るからね」
 八太もそう言いながら小夜をエレベーターホール迄連れて行くのだった。