「ヘリコ……また会う日まで元気でね」
小夜は閉じた空をずっと眺めていた。もう、このユニフォームに袖を通す事は無いだろう。
「じゃあ、何時でも別の場所に居ても会える様に凄いものを発明したんだよぉ」
ハーさんが、誇らしげに宣言し、その手の中に収められた通称ハカタン。
バーチャル空間で、皆に合えるという素晴らしい発明だよ、もちろんクリスタリアともね!
「「すごーーーいい!」」
小夜は少しだけ、気が進まなかった……