その結果は後日病院内で物議を醸し出す事になる。
『大治小夜先生、大治小夜先生、理事長室へおいで下さい。本日発売の週刊誌の事でお話があります。くり返します~』
そうなのだ、その姿が名誉市民ではない写真週刊誌のカメラマンに撮られてしまったのだ。
「週刊誌? いったい何かしら」
この時小夜はまだ何が起こっているのか知らなかったのだが、すぐに知ることになる。もちろん理事長室で待つ理事長以下院長、副院長によって知らされるのだ。