四つん這いと二足歩行をくり返しながら、やっとたどり着いた場所……
「TV局?」
「よくわかったな、しかも普通じゃないぜ」
 元々取材を受けたことはあるが、TV局に来たことなどは無く小夜にとってここは異世界のような場所だ。
「ここに何が?」
「とあるチャレンジ番組があるんだが、それの見学さ」
 何のための見学なのか、直には分からなかった。しかし目撃したものはとんでもない光景だった。