納得できないままに小夜はレジに瓶ビールを持ち込む、夜とは言えコンビニの中には多数の客が存在し、小夜の事を奇異の目で見つめている。
「あの、カードで……」
 気にしないふりで必死に買い物を続ける。
「はい、ではこちらに」
 普段何気なくしている行為の一つ一つが全裸で行うだけで違和感があり過ぎた。
「ん……」
 背後に並んだ客の列からの視線も痛い程に感じ取ってしまう。