小夜がコンビニで受け取った袋に空き瓶を全部入れる。
「これで全部かな」
ゴミを放置することは許されない。
「よし」
覚悟を決めて、公園の外へと歩き出す、深夜の街を誰かに見られるかもしれないという羞恥心を抱えながら歩き続ける。
「良かった……」
マンションに到着したころには空も白みかけて来ていたが、誰にも見つからずに到着した事で安堵の声が上がってしまったのだ。