「ありゃぶっ倒れちまったぞ」
「あ❤……ああ❤❤……」
 いつの間にか桜並木はライトアップされて、すっかり夜桜宴会に移行している。
 その間にも色々なグループの数多のお酒が一度小夜の腸内を通過してから、男たちに飲み干されて行ったのだった……
「仕方がない、お開きだな」
「よし、小夜先生、今度通院するよ、その場でもよろしくな」
 最初に小夜に気が付いた男は、いつの間にその場を取り仕切り、度の強い酒を入れた後グラスで炭酸や水で割らせるなど小夜を更に酔わせた張本人だ。
「え? なに……」
「ひひひ……楽しくなりそうだぜ」