「先生もういいかな?」
「きゃぁ」
気が付いたら、今日診察予約の入っていた一人目の患者が入って来ていた。
「あんなものを外で見せられたら我慢できないよぉ」
「あ、そんな……」
もう、この人も小夜を牝を見る目でしか見ていなかった。