ブブブブブブブブブ……
「ひん❤!」
まだ日が昇る前とは言え、全裸で研究所を出てしまっている小夜の感覚はとうの昔に壊れているのかもしれなかった。
「予定通り出て来やがった」
もとより、ザンギャックTVにリアルタイムにスケジュールが更新されていては、当然名誉市民は集まって来てしまうという物だった。
だから今日も、マンションへ帰りつくのは時間がかかりそうなのだった……