「さて、今日は浣腸デーだそうだな」
結果として、電車に乗り込む頃には、小夜の服は何処かに消えてしまっていた、そして車両内でも名誉市民が待ち構えている。
「ああ……もう……」
「ほら、ちゃんと手に持って構えなよ、浣腸して頂くという立場が分かってないのか?」
「浣腸して頂く?」
聞いたこともない言葉だ。
「ほら、お願いしますは?」
魔法のように心に被虐の網が懸かって行く。