ピアスのボタンを押して、今まさに凌辱を始めようとしていたゴーミンはそうしなかった。
ましてや、出撃していく小夜を見送っているかのようにさえ見えるのだが。
「やはり、俺の見立ては間違っていなかった……それでこそ、戦隊で俺たちの慰安婦だ」
ゴーミンは小夜の行動を満足げに呟く。
そう、出撃迄のプロセスでやるべき事を思いつたのだった。