「小夜先生、協力しますよ」
「私も混ぜてください」
 最上階の踊り場では、院内にいる名誉市民が集まって来ていた。
「そ、そんな……」
 消耗品だとでも言うのだろうか、この病院が在庫している浣腸液が多種多様に集められていた。