「キラメイチェンジ!」
 マンションへ向かってきたゴーミン達を前に小夜は変身する。
「お前もか」
「何がかしら?」
「ピアスを外したのか!」
「ええ、ヨコザワルドが外してくれたわ」
 集まって来たゴーミンの中にざわつきが広がる。
「な……ヨコザ様がか……なぜ……」
「手捌きインクレティブル……キラメイピンク!」
 そこからは一瞬だった。
「どうしよう……でも、あそこは私の部屋……よね……」
 ゴーミンを倒した後で小夜はまたマンションに歩みを進めていた。
『敵は……ヨコザ様……敵は……』
 たった一人、最後に連絡を送っている事など、もうマゾを自覚してしまった小夜にはどうでも良い事だった。