「な!」
「エレベーターと違って、電車は長いぜ、あの時に痴漢させなかったことを後悔させてやるからな!」
電車に乗り込んだ瞬間に反対側のドアに押し付けられて、胸が露出され痴漢されている現実が信じられない。
「され、バスで逝った回数を覚えているか?」
「え?」
「どっちが多かったか、後で聞くからな……」
ゴーミンにとってエレベーターでの復讐はバスではなく、この電車だったのだ。