「あ!」
開いたスカートに気を取られた瞬間に、ジャケット事上半身が裸にされ、次の瞬間にはスカートも小夜の素肌を隠してはいなかった。
「ベチャ!」
とは言え、易々とやられる様な小夜ではない。
ビクンッ
「あ!」
通常の状態であったなら。ピアスの微振動が小夜の動きを一瞬鈍らせると、予定していたようにシュルシュルと後ろ手に何かが巻き付くと小夜を拘束する。
「そんな……」
一瞬だけ揺れたピアスが小夜の敗北を決定づけてしまった。
そして、もうピアスは何の反応もしていなかった……