「ベチャァアアアアアアアアア!」
 ベチャットが気つけてくれた小夜の服は、袖が切られ先ほど大胆過ぎるスリットにされたスカートの切れ目は真正面に空いていた。
「これで帰れって言うの?」
「ベチャ!」
 股間のピアスも丸見えで、恥ずかしいを通り越して呆れてしまう。
「ベチャ!」
「分かったわよ」
 追い立てられるようにココナッツタワーの裏口から外に出る事になった。
 よくよく考えてみたら、昼には全裸で郊外を歩いていた、きっと今の方がマシだという事だ。徐々に何かしら洗脳でもされている様に慣らされているのだった。