なんでこんな事になってしまったのか……小夜は選ばれて地球を守る戦士になったのではなかったのか……
『マゾなんだから服はいらないよな、まあ外出しにくいだろうから警備員室前で服は着ろ、それ以外マンション内は全裸でいるんだぞ』
そう言い残して警備員は帰って行った。
「どうじよう……」
自然と涙がこぼれた。
「どうしよう……」
勇気を持てなかった、幼い子供の頃の様に小夜は久しぶりに泣きじゃくった。