「やはり……」
小夜の下腹部に捺された管理科のスタンプを見てマスクマンが何かに気が付いたようだ。
「やはり? あなたもしかして……」
「うちの備品と言うなら、手伝ってくれじゃなくて命令だ、世界を救うぞ」
スタンプを捺した人物を知っている。
「世界を救うという事に、異論はありませんわ」
もちろん小夜の最優先事項は人の命を守る事なのだから……