「じゃあ、時間あるな……」
 技師にまかせってきりにするという事だ。
「ダメよ」
「もう、分かってるんだろ?」
 邪面師を倒す、そう殆ど結論は出ているが、人命が関わるのだから最後まで……
「牝の匂いがするぞ……なんか悔しいなぁ」
 スカートを捲り上げると、彼はそう言った。