「さて、大治小夜さんはもちろん浣腸は好きだよね」
 水飲み場の水道にホースの先を繋げると、最初からそう言うオブジェでもあったかのように小夜は自然にその場に佇む。
「え?」
「好きでしょ?」
 そう言って、蛇口のカランが回された。