「はいはい」
「え?」
小夜がピアスに翻弄されている最中に、配達員は拘束をしていた。
「ちょっと」
「梱包は得意なんですよ」
手際よく、後ろ手で縛られて動きを束縛される。
「なんで、こんな……」
そう、拘束が終わった時、ピアスは止まっていた。
「そうは言っても、縛られる側の協力は必要なんですけどね」
ドキン……