「分んないのかよ、天才外科女医さんはぁ」
「え? なんなの?」
 言われた意味が解らないままに、警備員の機嫌が悪くなっていく。
「つまりだ、こいつを別々に浣腸してやる、小夜先生は大好きだろ浣腸!」
「好きなわけないじゃ無い!」
 下半身が熱くなるのを感じているなんて……
「どうせ浣腸と聞いて、濡らしてるんだろうが!」
 お見通しとばかりにバカにされてしまった。