「それでは小夜さん答えくださいッ!」
「はぁ❤……あ❤ ○○ビール?」
ブーーーーッ!
女性計測員は不正解の音を鳴らすと同時に×の札を高く上げる。
「正解は▽▽でしたぁ」
それ続いてMCが▽▽の瓶を掲げてカメラの前に大写しにする。
「▽▽は発泡酒よッ!! フェアじゃないわッ!」
小夜は酔いのまわって来た頭をブンブン振って抗議してみせる。
「悔しいですねぇ」
こんな事で必死になる意味すら無いのに、小夜は出来ないという状況は嫌いなのだ。