「単純でゴメンね、小夜先生」
「え?」
 見上げると、超大型のイルリガードル浣腸器がぶら下がっていた。
「大量浣腸の世界一への挑戦だ、このプラグならそう簡単に抜けないから安心して」
 何も安心できない言葉だった。
 ドキン……
 不安な心が熱を持って状況を受け入れようとしていた。