「わかったわかった、じゃあ俺は仕事だから自習しておけよ、また明日の夜にテストするからな」
 ピアスの振動を止めると、たばこの煙を吹きかけながら警備員は立ち上る。
「しかし、本当にマゾだよな、小夜は……」