何を言われたか自分の耳を疑った。
「え、ここで?」
 まさか、こんなに人が行き来しているホールの真ん中で出来る事ではない。
「そうだ、直に来なかったお仕置きだからな」
 そう言われても、ピアスの振動を感じてからタイムラグはほとんどないはずだ。
「元々その気で……」
「もっと、ピアスを強にしようか? 我慢出来ない程の快楽に身悶えながら恥ずかしい液体を見き散らすか?」
「え……」
 だからと言って、ここで裸になりその事が噂になりでもしたら、キラメイジャーとしての活動にも支障が出るし、小夜が人前ではっきりと言えないような趣味の人間だとなったら、ヘリコとの仲も壊れてしまうかもしれない。