「失礼します!」
 男たちの手も、正面のゴーミンも払いのけ玄関ホールを駆け抜けて、もどかしく自動ドアを潜り抜けると。
「おいおい、まだ脱いでないだろう」
「小夜さん!」
「待ってください」
 美しすぎる名外科医との邂逅を、誰もが惜しむ様に後を追う様に人の固まりも動いて行く。
「まさか今のが最強だなんて思って無いよな」
 ゴーミンが手の中のコントローラーを操作すると、更にピアス刺激が大きくなる。