敗北を自覚してキラメイジャーは撤退するしかなかった。
「ああ……」
 ヨドンナによってハイパー化されたベチャットは、そのパワーに身体が持たず一定時間が経過すると泥人形化して崩れ落ちた。
「でも、これって……」
 今まで何度かベチャットにレイプされ、その都度小夜の肉体から湧き上がる淫気によって、周囲の男性たちの正気を奪ってきた。
『不安過ぎるわよね……これって』
 今までよりもさらに汚濁した液体を大量に中出しされているのだから。
『今度の淫気では、まさか』
 キラメイジャーのキラメンタルを持つ男性にまで影響が出るのではという不安が小夜を飲み込もうとしていた。