「こんな行為を……あぶ❤」
 腰に力を入れて必死に上体を起すと、部屋内は全て土塊で埋め尽くされ、所々にベチャチャのマスクが埋っている。
 小夜自身の身体を点検すると子宮に集まるはずのハイパーベチャットの淫気が、全身から溢れ出ていた。かつてベチャットの汚濁液は淫気へと変換されて小夜の全身から溢れ、その淫気受けてしまった男性はどうしても小夜を襲わなければならない感情になり、街中でも小夜を我が物にしようとしたのだ。
 だがハイパーベチャットの汚濁液は子宮に溜まり、外に淫気を漏らすことは無かったのに、いま目で見て分かる程に全身から溢れる程の淫気が溢れている
「まさかね……」
 ゾクリッ
 背筋に寒気なのか、Mとしての歓喜なのか震えが走った。
 小夜の体内にはパンパンに汚濁液が詰め込まれている、普段なら外にこぼれないほどの量の汚濁液が……導かれる結果が小夜にはわかる気がした。