ピトッ
「……」
 カプサイシンによる汗なのか、もっといやらしい淫液か腸液か、もっと他の得体のしれない液体なのか、スカートがしっとりと濡れそぼり椅子にぴったりとくっ付いてしまっていた。
「それで、その……」
 日下くんは、まだ本題に入れていないのだった。