シュパシュパッ！ 　ヨドンが鞭を振るうとあっという間に小夜の衣服が切り裂かれていた。 「あの魔人に尻穴を捧げたのか？」 　ピアスの無い身体を観察しながらヨドンナは自然に笑う。 「それは……」 「キラメキが無いな、何を悔やんでいる？　何を失ったのだ？　まさかピアスか？」 「え？」 　ドキンとした、小夜の生活の何が壊れていたのか、何を直してもらったのか、何が望みだったのか…… 「いまのお前には興味は無いな、勝手にやれ！」 　そう言ってヨドンナは姿を消した……笑えるようになったヨドンナと笑わなくなった小夜、何が二人を分けたのか、答えは多分小夜の中にしかないのだ……