ズズ……
「ひん」
 自分でゴム球を握る、すると浣腸液が腸内に入り込んで来る。
「かあちゃん、そんなテンポじゃ何時まで経っても終わらないよ、全力全開で入れるんだぁ!」
「む……無理だわ……」
 昨晩から排泄を許されない腸内は唯でさえ浣腸液でパンパンなのに、その中に更なる強烈な浣腸液を抽入するなんて、自分でする事じゃない。
「わぁあああ!」
 そんな時、商店街に歓声があがった。
「え?」
「待ってたぞ、次はうちの店に来てくれ」
 薬局の店主を筆頭に、商店街中から人が集まって来ていた。