パンパンッ
「な~む~」
 銀バケツのおじさんたちは中身が消えてしまったので、簡単にお墓を作ることが出来た。
「なんで突然死んじゃったのかな?」
 全世界でヒロイン達が戦う中、並行世界間を移動する船の中にいたフリントには知らない事が多かったのだ。
「姉貴、戻ろうぜ!」
「そうだ、鬱陶しいおっさんたちが居なくなったんだぜ」
 弟たちの目の色が怖いとフリントはその時初めて理解したのかもしれない。