「これに座って足を開け」
「え?」
裸で足を開いたら……
「聞こえなかったのか?」
「だって」
「否は聞いてない」
目の前の椅子は、子供を産むときに妊婦が足を開いて座るという物だろうくらいしかフリントには思い付かない。
「でも……」
ゆっくりとピアスの振動ボタンにゴーミンの指がかかる。
「わかった、わかったから!」
ギュリュリュリュリュリュリュリュリュ……
女性にとって最も恥ずかしい穴に機械的に何かが潜り込んでいく。
「いやぁあああああ!」